癖ではないです。いつまでもかばって動いている
結論 → 患部への体重のかかり方(軸)が戻っていない
例えば足首捻挫なら、片足立ちをしてみてください。
→ケガした側で立つ時に不安定ではありませんか?
例えば手首捻挫なら、よつばいになって手に体重をかけてみてください。
→ケガした側に痛みや曲げにくさがありませんか?
普段の痛みは感じなくなっても、ケガする前と比べたら機能障害(元々の動きや力が発揮できない)が残っている場合がほとんどです。一般的には痛みや炎症がおさまれば良くなったと判断しがちですし、医療機関でもそう言われることも多いです。ですが、また再発したり、痛みがいつまでも続くケースも少なくありません。
捻挫で痛めたら、その直後から数日間はちゃんと歩けなかったり、痛みの為動かさなかったりしますよね。この時からかばい動作(代償運動)が起きています。この動きが定着してしまうと、痛みがおさまった後でも、動きが戻らないままで生活してしまうことになり、これがいつまでも痛みが続いてしまう原因になっています。
これはレントゲンでは映りませんし、動作分析できる専門家が見ないと、なかなかご自身でも気付かないことが多いです。
また、靭帯損傷に伴って関節のズレや腱の滑走性の低下なども同時に起こっていると、靭帯損傷だけ良くなっても痛みが続いてしまうのです。
ですので、「捻挫は放っておいても良くなる」ということはなく、
動きが元に戻ったか?ということも見ていく必要があると考えています。