「痛みが無くなっても固まった筋肉・関節は残っています」
結論 → 腰椎の動きが戻らなければまた再発します。
ぎっくり腰とは、腰の一部に負荷が集中し続けた結果、限界を超え完全に固まってしまう状態です。
ほとんどの場合(ほとんどの人が)、安静にされ痛みは自然治癒された経験があると思います。
これは改善したわけではなく、炎症反応が過ぎ去った状態だったり、痛み自体がおさまっただけです。
そもそもの動き(機能障害)は安静だけでは戻りませんし、腰の一部に負荷が集中するリスクは残ったままであることが多いです。
そういった状態でまたお仕事に復帰したり、スポーツを再開したりすると、結局は腰の状況は変わっていないので再発してしまうのです。
痛みがおさまるともう良くなった!と思ってしまいがちですが、腰の状態をきちんと見て、腰自体の動きや機能が戻っているかどうか?が改善の基準と言えます。
コルセットをしていると痛みがましになることも多いですが、コルセットは固定し動かなくして痛みが出にくい状況を作っているだけですので、これも改善しているとは言えません。
コルセットにも頼らず、自由に動ける腰に戻すことをおすすめします!
くり返すぎっくり腰にお悩みの方はぎっくり腰の症状ページをご覧くださいませ。
❝腰椎のスキマ圧❞ これが変わらなければリスクはまだある
結論 → サンドイッチを上からぎゅっと潰すとマヨネーズ飛び出す。
これが原理です。
腰椎ヘルニア・頚椎ヘルニアとは、
腰に集中した負担が継続した結果、腰椎をつなぐ筋肉が過緊張を起こし縮こまり引っ張り合うことで、腰椎と腰椎(頚椎と頚椎)が近づいてくることによって、間に挟まれた椎間板が圧され、逃げ場を失い飛び出してくる状態です。
例えばヘルニアの手術をしても再発された人や、痛みが続く人は、上記でいういわゆる“マヨネーズ”を取り除いただけで、腰椎や腰の機能(動きなど)は良くなっていないことがほとんどです。
もちろん、手術やブロック注射で改善する人もおられます。
ですが、多くの方が未だに続く痛みやしびれ症状に悩まされ、夜も眠れずに生活しておられる状況もあるのも事実です。
手術はヘルニアそのものを綺麗に取り去ることはできるのですが、そもそもヘルニアになってしまった原因まだ残ったままであることが多いです。
ブロック注射は痛みを止めるためのものですから、これもそもそもヘルニアになってしまった原因は残ったままであることが多いです。
原因とは、腰椎ひとつひとつをつないでいる細かな筋肉、軟部組織が負荷を受け続けていたため縮こまり短縮し、腰椎同士が引っ張られ近づいてくることで椎間板を圧迫し、いわゆるマヨネーズのように飛び出してきている状態です。腰椎に合ったスペースが狭くなり外へ飛び出してくるのです。
腰椎にかかっている過度な圧力や負荷がなくならなければ、痛みの根本原因が改善していないため、再発してしまうリスクがまだあります。
痛みやその他の症状の程度により必要になる場合も多いですが、手術や注射をされたあとでも痛みが続かれた場合は一度筋肉の状態や腰椎自体の動きに対してもアプローチされてみてはいかがでしょうか。
よろしければ腰椎ヘルニア・頚椎けるノアの症状ページをご覧くださいませ。