姿勢を正す→「軸を」正す。
「軸」とは何か？― 動ける身体を支える、本当の土台 ―
「軸って何ですか？」
整骨院や運動指導の現場で、よくいただく質問です。
私は過去に交通事故で右脚を大怪我し、約2年以上、
その中で、身体について“頭で理解する以上に、
それは、
人は筋力だけで動いているわけではない
という事実でした。
片脚でしか地面を蹴れなかった日々
片脚だけで歩こうとすると、
・前に進みにくい
・すぐに疲れる
・安定しない
「ただ歩くだけ」の動作が、
このとき初めて、
人は床からの反発力（床反力）を利用して動いている
ということを、体感として理解したのです。
それまでは
「自分は筋力で身体を動かしている」
そう思い込んでいました。
もちろん筋力は重要です。
しかし、多くの動作を筋力だけに頼ろうとすると、
・慢性的な疲労
・関節や筋肉の痛み
・左右差や歪み
これらは、筋力不足だけでなく、
床反力をうまく使えない身体の使い方が原因になっていることも少
「軸」とは何か？
私が考える「軸」とは、床反力が身体を通って伸びていく“長さ”のことです。
床を踏んだとき、その反発力が
足 → 体幹 → 上半身へと
途切れずに伝わる状態
これが「軸が通っている」状態です。
軸が切れると、何が起きるのか
軸が切れると、
床反力が途中で止まり、十分に活用できなくなります。
すると身体は、
・必要以上に筋力を使う
・力で無理やり動こうとする
結果として
● 疲れやすい
● 動きが重い
● 痛みが出やすい
といった状態になります。
軸が長い身体は、強く、しなやか。
一方で、軸が長く保たれていると、
・床反力を効率よく使える
・筋力を温存できる
・動きに余裕が生まれる
結果として、
パフォーマンスの向上
持久力の向上
につながります。
私はこの経験から、
「持久力は、筋力だけで決まるものではない」
ということにも気づくことができました。
筋肉をほぐすだけでは不十分
ここで大切なことがあります。
硬くなった筋肉をほぐすだけでは、
それだけで終わってはいけないのです。
・痛みが一時的に治まる
・動きは変わっていない
この状態では、同じ不調を繰り返してしまいます。
痛みの改善 ＋ 動きの改善が必要
本当に必要なのは、
「痛みが取れること」＋「動きが改善されること」
そのためには、
・本来の軸
・本来の姿勢
・本来の重心移動
これらが自然にできる身体状態へと戻す必要があります。
動作の治療が不可欠である理由
私たちは、
筋肉・関節だけを診るのではなく、
「どのように動いているか」を重視します。
軸を意識し、
床反力を正しく使える身体へ導く。
これが、
再発しにくい身体づくり
本来の動きを取り戻す治療です。
最後に
怪我をするまでは、
「筋力さえつければ強くなれる」
「筋力があれば上手く動ける」
そう信じていました。
しかし今は、はっきりと言えます。
身体を支えているのは、筋力だけではない。
軸が通ることで、人は本来の力を発揮できる。
この視点を、一人でも多くの方に知っていただければ幸いです。
西院FREE整骨院が大切にしていること
西院FREE整骨院が目指しているのは、
「痛みを取ること」だけで終わらない施術です。
筋肉をほぐす。
関節の動きを元に戻す。
それらは改善の“入り口”に過ぎません。
私たちが本当に向き合っているのは、
なぜその痛みが生まれたのか
なぜその動きになってしまったのか
という「身体の使い方そのもの」です。
軸を取り戻すことで、身体は変わる
西院FREE整骨院では、姿勢・重心・動作を丁寧に評価し、
・床反力を正しく使えているか
・軸が途切れていないか
・無駄に筋力へ頼っていないか
といった点まで踏み込んで治療を行います。
本来あるべき軸を取り戻すことで、
身体は無理なく動き、疲れにくく、痛みが出にくくなります。
「治す」だけでなく「戻す」技術です。
西院FREE整骨院の技術は、
今ある症状を抑えることが目的ではありません。
・本来の姿勢へ
・本来の重心移動へ
・本来の動作へ
身体を“元に戻す”ことを大切にしています。
その結果として、
痛みの改善だけでなく、
「動きやすさ」「安定感」「安心感」が生まれます。
動きが変われば、未来が変わる。
痛みが取れたその先に、
「また同じことを繰り返さない身体」をつくる。
それがFREE整骨院の考える施術です。
もし今、
・何度も同じ不調を繰り返している
・筋肉をほぐしても改善しきらない
・動くことに不安が残っている
そんなお悩みがあるなら、
一度、動作と軸という視点から身体を見直してみてください。
西院FREE整骨院は、
あなたが本来持っている「動ける身体」を取り戻すために、
最後まで伴走します。
